父が、逮捕された。

父が、逮捕された。という衝撃的な1行から始まる作品

第65回全国小・中学校作文コンクールの文部科学大臣賞を受賞した作品の始まりの1行があまりにも衝撃的でした。

父が、逮捕された。

父が、逮捕された。

この一行で多くのひとが引き込まれるんじゃないかなって思うのです。

まずはこの作品ぜひ一度読んでみてほしいです。

静岡・静岡サレジオ中2年 高田愛弓さんの作品

「夢の跡」
http://kyoiku.yomiuri.co.jp/torikumi/sakubun/contents/post-445.php

 父が、逮捕された。
自宅には家宅捜索が入った。毎日「いってきます」と「ただいま」を繰り返す門扉は、マスコミ陣で埋め尽くされた。
2015年5月26日、夕刻のことである。
6人の警官が玄関先で卵のパックに収まっているかのように待機する中、母は親戚に電話をして、駅前のビジネスホテルを押さえてもらうと、祖母に連絡を取り、そこから叔母が私を迎えに行くように手筈(てはず)を整えた。
テレビドラマでしか観(み)たことがないようなことが自分の家で起こっている。しかし、私はその現実を巨大なシャボン玉の中から眺めているような違和感でしか受け止められなかった。「渦中の人」は、台風の目の中にいて、時の流れが他と少し違うところにいるものなのだ。
父の容疑は「公職選挙法違反」である。先に行われた市長選挙に、妹である私の叔母を立候補させ、告示前にもかかわらず、「事前運動」を行い、また、その際、ボランティアを雇い、その報酬として金を払ったことが「利害誘導」に当たるというのである。

http://kyoiku.yomiuri.co.jp/torikumi/sakubun/contents/post-445.phpより

中学生の作品とは思えないぐらい、ぼくもぐっと作品に引き込まれてしまいました。実際には80枚の原稿用紙っていうんですが、多分一気に読んでしまうんでしょうね。中学生でこんな作文をかけるってこれから先がすごく楽しみかもしれないですね。

全国小・中学校作文コンクールのサイトはこちら

中学生の書いた感想文のブログ記事もどうぞ

出前職業紹介授業 感想鯖江市中央中学校での出前職業紹介授業での感想が届いた!

Follow me!